平成30年8月31日ベルサール神田において、平成30年度第2回 都道府県医療政策研修会が開催されました。
私は、午前の部のみ傍聴いたしました。
午前の部のテーマ等は次の通りです。

テーマ
1.地域医療構想について
2.「医療法及び医師法の一部を改正する法律について」

講師
厚生労働省医政局地域医療計画課のご担当者

内容
1.地域医療構想について

地域医療構想とは、「2025年に向け、病床の機能分化・連携を進めるために、医療機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計し、定めるもの(研修会資料より)。」としています。

医療機関は、病棟ごとに担う機能を「高度急性期機能」、「急性期機能」、「回復期機能」、「慢性期機能」に分類、報告します。

医療機関の自主的な取り組みだけでは機能分化や連携が進まない場合には、医療法で規定された都道府県知事の役割を発揮させることになります。

今回の研修会では質疑応答の時間が多く設けられており、各都道府県担当者や医師会の理事の方などが、医療機能の分類方法を質問したり、現場の現状を伝えたり、積極的に参加されていました。

2.「医療法及び医師法の一部を改正する法律について」

地域間の医師偏在の解消等を通じて、地域における医療提供体制を確保するため、医療機関の開設や増床などの権限を都道府県へ移譲すること等を趣旨として法律が改正され※、すでに一部施行されております(医政発0725第10号 厚生労働省医政局長通知)。

この法正内容の概要について、ご説明がありました。

※「医療法及び医師法の一部を改正する法律」(平成30年法律第79号)
平成30年7月25日公布